開催都市と日付: バシコルトスタン共和国, リペツク州, ベルゴロド州 , ロストフ州, モスクワ (6月23日)
講師:清 威人
実施時間:10:00-12:00
講演要旨
1 生産コストをどう考えるべきか
長期的なものづくりの競争力を失う事なく、また販管費を増やす事なく
市場の要求する価格で利益を出すための生産コスト実現が必要
・長期的に必要となる設備投資を怠らない
・コストの為に品質を犠牲にする事で、顧客満足度の低下、サービスに関わる工数
増大を招かない
・需要に対する柔軟な対応力を失わない
等
2 自社の生産コストに対する評価
複数の財務指標等に関し、同業他社とのベンチマークをする事で、自社の生産コスト
を評価し課題を認識する。
・売上高・販管・利益比率
・原価構成比率
・基礎収益力分析図(売上原価粗利率 * 棚卸資産回転数)
例として、自動車業界における1台当たり営業利益 等を考えてみる
3 適正な生産コストを達成するために
・企画・設計段階からの「原価企画」と生産部門での「コスト削減活動」の両輪で
適正なコストを設定、実現する。
・期間損益×各部門での勘定科目の視点だけでなく、ライフサイクルコストや
キャッシュフローの視点 等
複眼的な考察を通して課題を洗い出し対応する