開催都市と日付: カルーガ州、ヴォロネジ州、トヴェリ州、ヴラジーミル州 (5月25日)
講師:松村 正之
実施時間:10:00-12:00
◆目的 パンデミックは社会に潜む様々な課題を顕在化させました。本講座では日本の人材育成にフォーカスして、浮かび上がった課題とその対応事例を報告し、セミナー参加者の企業経営の参考にしていただくことが目的です。 |
◆講義に際して ・日本とロシアでは歴史や文化が異なり、人材育成に関する考え方は異なると思いますが、企業の目的は安定した収益を継続して達成するという点で同じものとしてお話します。 ・どこの国にも大企業から零細企業まで様々な企業があり、その経営は様々ですが、規模にかわらず自社の理念を達成するために努力している企業を紹介します。 |
◆主要な内容 1.コロナ禍の現状 ・各国とも経済と感染抑止のバランスを考えた政策をとっていますが、日本は民主国家の中でも強制力の弱い、緩い対策で感染爆発を抑えようとしています。 ・人の流れを抑制することによる負の影響を受けた業界と、その裏には正の影響を受けた業界もあります。 2.人材育成の現場で起きたこと ・日本企業にとって4月は新卒一括採用者の入社式や長期の合宿研修の開始と言う人材育成に関して重要な時期です。昨年4月にはそれらが突然中止に追い込まれました。在職者研修を含めた人材育成の現場の困惑と対応について事例を紹介します。 3.パンデミックが教えてくれた人材育成の課題と“変わる日本の人材育成” ・いわゆる日本的経営は社員を大切に育て、活かす経営でもあります。今回のパンデミックでその課題が浮き彫りになりました。既に起きていたことが露呈したことでもありますが、その内容を例示します。 ・人材育成の分野でもIT化による効率向上が世界の流れですが、日本では学校から職場までIT化の遅れが改めて認識させられました。その対策としてICTを活用した教育の拡充が動き出しており、その事例を紹介します。 |